グローバルサイト制作の注意点

本記事では、グローバルサイトの制作における注意すべきポイントを解説しています。年々グローバル化に応じて、海外に向けたサイトを構築する企業が増えてきています。グローバルサイトを上手く活用するためにも留意点をしっかりと確認し、海外に向けて自社の商品・サービスの認知を広めましょう。

グローバルサイトのデザイン

グローバルサイトを構築する際には、デザインにおける配慮が必要です。日本向けのサイトをそのまま使用すると、その土地の文化に適さない恐れがあるため、事前リサーチを徹底的にしてから発信しましょう。具体的には以下の注目すべきポイントがあります。

• 企業のブランドイメージに沿ったデザイン
• その土地に好かれる配色・嫌われる配色があるので事前にリサーチが必要
• アイコンは全世界共通で使用されているものを採用

グローバルサイトのコンテンツ制作

コンテンツ制作には、以下の注意するポイントが挙げられます。

• カレンダー（週の始まりが日曜日と月曜日の地域がある）
• 時刻表示（24時制の表示と12時制の表示がある）
• 和製英語の使用不可
• 翻訳（文法の訛りや機械的な表現の修正）
• 世界地図（ヨーロッパを中心に置くことが主流）

グローバルサイトのコンテンツ制作では、地域サイトとの情報のズレがないかを考慮した上で発信する必要があります。また日本語を翻訳すると文字数が変化するため、ページのレイアウトがずれてしまう可能性も。公開前にはレイアウトを確認し、崩れている場合は修正しましょう。

世界でビジネスを展開するなら、各国の文化や商流に合わせた情報発信が重要。自社サイトをグローバル仕様に再構築するのは、もはや必須と言えるでしょう。とはいえ、達成したい目的次第で構築依頼におすすめの会社は変わってきます。

このサイトではグローバルサイト構築実績を有した会社からピックアップしてご紹介しているので、ぜひ依頼先探しの参考にしてみてください。

グローバルサイトと地域サイトの
回遊性

グローバルサイトを構築する場合には、地域サイトとの回遊性にも注意が必要です。地域サイトとの連携や相互の誘導をスムーズにすることで、ユーザーの滞在時間を長くできます。具体的な方法は以下の通りです。

• 地域や言語切り替えのボタン位置をわかりやすい場所に設定
• 製品名やカテゴリ名をアルファベット順にしてリンク誘導を設置

グローバルサイトの運用とCMS

グローバルサイトの運用には、本社が取りまとめることが一般的であり、ルールの整備や体制の構築が必要です。一方で地域サイトの運用は現地に法人を設置して行い、策定されたルールに基づいて、グローバルサイトとの連携を図ります。

またCMSの導入は、グローバルサイトの運用にかかる負担を軽減させます。CMSを導入することで本社が、グローバルサイトと地域サイト両方を管理できるからです。CMSを導入する際には、グローバルサイトに対応したものを選択しましょう。例えば言語切り替えに対応していると、スムーズにサイトを構築可能です。