自社商品やサービスを対象に、海外市場や訪日外国人へ向けた積極的なアピールは企業の活動として不可欠になってきました。その中でも韓国は、訪日外国人の中で最も多くの人が来日しており、新規就航や増便も著しくなっています。つまり、自社製品やサービスの公式サイトを韓国語対応とすることで、マーケットが拡大する可能性があるのです。
とはいえ、ただ既存の日本語サイトを韓国語訳するだけでは、本当の意味での「グローバル対応」とは言えません。ユーザーが求める情報設計や文化的な表現、さらにはスマートフォン対応などのUI/UX改善まで含めた、戦略的なリニューアルが求められます。これにより、企業のブランディング強化や海外市場での信頼獲得に直結する成果を得ることができます。
※「韓国語サイト 事例 リニューアル」とGoogle検索した結果に公式HPが表示された企業のうち、リニューアルの事例を紹介しているページを3社を掲載。(2025年3月12日調査時点)
国内外からの観光客から人気が集まる熊本。その玄関口・熊本駅から徒歩圏内にあるアパートメントホテル・「ユアルーム熊本駅」では、ユーザー向けの情報発信を続けていたものの、日本語のみの発信に留まっており、予約や滞在を希望する海外ユーザーからは不安に感じられることがありました。
ユーザーの不安を減らすために、日本語の他に英語・中国語・韓国語の4言語対応にリニューアル。ただの翻訳ではなく、言語ごとに重点的に説明する項目を変えています。
このように各言語でそれぞれの文化や習慣を理解・配慮した表現も取り入れ、見た人に「伝わる」コンテンツになっています。
参照元:WEB翻訳.JP(https://web-honyaku.jp/2025/04/30/yourroom-kumamoto/)
「振動制御」に関する様々な技術を持っている倉敷化工。「KURATECA」というブランドネームで振動制御技術を世界に向けて提供しています。
元々多言語サイトは運用していたものの、社内でのスクラッチ構築に加えて翻訳がすべて人力であったため、多くの手間をかけながら、日本語サイトと同時リリースどころか、更新頻度の低下を招いていました。
そんな折にWOVN.ioを見つけ導入を決定。日本語サイトを更新するだけで英・中・韓それぞれのサイトも更新されるため、タイムラグが解消されました。さらに、業界固有の用語や名称の誤訳が防げる点は翻訳品質の担保につながっているようです。
リニューアルのイニシャルコストが8割減、翻訳対応に必要な社内リソースが半分になるなど、コストも時間もリソースも削減して、多言語サイトをローンチできました。
参照元:WOVN.io公式サイト(https://mx.wovn.io/casestudy/kurashikikako)
イラストを立体的に表現し、VTuberやゲーム・アニメなどで活用される「Live2D」の技術を広く世界へPRすべく、また、株式会社Live2Dの理念である「グローバルスタンダード」を実現させるため、自社マニュアルサイトを英語・中国語・韓国語に翻訳する対応をスタートしました。ですが、手作業ではスピード感に欠けるため、次に機械翻訳を導入。しかし、今度は精度面での指摘があり、根本から考え直すことに。
出力された機械翻訳をプロ翻訳者が編集するサービスを活用し、精度面をクリア。併せてスマホ対応へのリニューアルも済ませたことでユーザビリティも向上できました。
参照元:アイ・ディーエー公式サイト(https://www.idanet.co.jp/interview/live2d-cubism-editor-manual-site/)
日本語サイトの韓国語をはじめとする多言語対応サイトへのリニューアルは、「翻訳」や「デザイン変更」とは異なります。各社の市場競争力を支える武器になると同時に、在外の既存顧客やパートナーとの信頼関係にも影響します。
今後、グローバル化が進む市場への展開を見据えている企業の中で、韓国市場に魅力を感じているのであれば、韓国語サイト構築の検討をお勧めします。
その際は多言語対応や海外マーケティングに強い制作パートナーを見つけ、成果につながるWeb戦略を構築していくことが、次の成長フェーズへの第一歩となるはずです。
グローバルサイト構築の専門メディア「デジブラ」では、独自調査により構築実績を有する50社をピックアップ。その中から代表的な3つの構築目的別に、実績の多い会社を選出しています。
本当に優れた製品の実力を
他国の人に伝えたい!
売上規模50億から5兆円のBtoB製造企業170社を支援してきた実績から、BtoB製造業を熟知した会社と言えます。
ローカルサイトも含めた制作・運用を推進できるのが強みで、現地支社を巻き込みながらの進行やシステム構築も得意としているため、戦略立案や企画・プロジェクト運営を相談したいメーカーにおすすめです。
現地の美意識に寄り添い
商材の価値を表現したい!
自社スタジオでの映像制作で、人の美意識に働きかけるような表現を得意としています。
化粧品や装飾品・ファッションなどおよそ30社以上の美容・アパレルメーカーのサイト構築実績を有しており、言語化できない「美しさ」を、映像コンテンツで広く伝えていきたい会社におすすめです。
海外の食文化に配慮しながら
食材の魅力を広めたい!
海外ならではの食文化や、食のタブーに配慮したサイト構築の実績を持ち、大手食料品メーカーからの依頼にも応えられる実力を有する会社です。
成分や栄養価などの情報を、食文化を知るプロが正しく多言語化し、食流通の法規制を守って適切にクリアした上で、ブランド価値を世界中に拡げていく支援に期待できるでしょう。
選定条件:
Google検索「グローバルサイト 構築」の検索結果の165社から、事業としてグローバルサイトの構築を行っていることが公式サイトに記載されている50社を絞り込んだ。(調査日:2024年8月23日)
・イントリックスの選定理由:製造業の海外ビジネス促進を目的としたグローバルサイト構築実績が、50社のなかで最も多い会社として選出。
(※1 参照元:イントリックス サービスサイト|https://www.intrix.co.jp/lp/global-website-strategy/)
・ミツエーリンクスの選定理由:映像やビジュアルを活用したPRを目的としたグローバルサイトの構築実績が、50社のなかで最も多い会社として選出。
(※2 参照元:ミツエーリンクス 公式サイト|https://www.mitsue.co.jp/our_work/projects/past_projects.html)
・あとらす二十一の選定理由:採用強化を目的とした企業サイトを、グローバルサイトとして再構築した実績が50社のなかで最も多い会社として選出。
(※3 参照元:あとらす二十一 公式サイト|https://at21.jp/works/maker.html)